二色成形とは

二色成形とは，異なる2種類の樹脂を組み合わせて一体に成形するものです。
そのため、異材質成形や異材質一体成形とも呼ばれております。
金型は一次側（一種類目の材料用）と二次側（二種類目の材料用）と二種類から成っています。
二色成形応用製品をご紹介します。

二色成形のメリット

工数削減によるコストダウン、一度に自動成形が行える為品質の安定、多色の組み合わせが可能でデザインの多様性などのメリットがあります。

様々な分野での活用

消費者向けの製品から自動車部品や電気部品に至るまで、産業界で広く使用されています。

グリップ部分への応用

熱可塑性エラストマー（軟質材料）と硬質材料の異材質の材料を組み合わせて、色々な製品のグリップ部に使用されています。

防水構造

二次側成形樹脂にエラストマーを採用することが出来るため、シーリング、衝撃吸収などの機能的な目的にも利用できます。
熱可塑性エラストマー（軟質材料）を防水部のシールパッキン代替材として利用し、硬質材料と組み合わせて異材料一体成形をすることにより、種々の防水機能を持たせた構造部品として使用されています。

外観

着色アクリルと一般透明アクリルを組み合わせています。